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以下、特定非営利活動法人横浜山手アーカイブス様より

　これまで当団体では、「地域の歴史資産を次世代に繋ぐアーカイブスづくり」として、旧横浜山手居留地である横浜山手の歴史資料を調査・記録化し、それらを公開する活動を進めてきました。

　

　2023年は関東大震災100年にあたることから、横浜山手の地域にもそこでの暮らしにも大きな影響をもたらした関東大震災をテーマに横浜山手に関する地震の記録（アーカイブス）を構築するとともに、ウェブサイトを作成し、公開しました。　

　

　横浜山手は、外国人居留地の時代からの「地番」の多くが山手町となった現在に引き継がれており、ウェブサイトでは「地番」を軸に地域の歴史資料を紐づけ、重層的に見せる工夫をしています。

　今回、これまで存在が確認されていた震災関連資料に加え、未公開資料の発見や整理によって横浜山手の震災被害の状況の全容が把握でき、新たな知見を得ることができました。

　

　関東大震災など明治期から大正期にかけての大きな地震は、建物の更新、土地所有者・借地権者や居住者の入れ替わりなど、横浜山手の建物とここに暮らす人の暮らしに大きな変化をもたらしました。

　

　今回の助成事業を活用することで、横浜山手の歴史を理解する上で重要な視点である地震による地域の変化を示す歴史資料を公開することができました。ありがとうございました。